I Can't Help but Wonder Where I'm Bound
どうしても考えてしまう。いったいぼくは何処へ向かっているのだろうかと・・・
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アメリカを代表するフォークシンガー、トム・パクストンの代表作のひとつです。
後に、ナンシー・グリフィスがグラミー賞を受賞したアルバム「アザー・ヴォイセズ・アザー・ルームス」'Other Voices Other Rooms'を発表した時、ナンシーは彼女が過去に影響を受けたシンガー、ソングライターたちの曲のカヴァーだけでアルバムを作りました。
タウンズ・ヴァン・ザント、先日亡くなったジョン・プレイン、ピート・シーガー、ジェリー・ジェフ・ウォーカー、ケイト・ウルフ・そしてディラン、などなど。
最近はディオンの70年代初頭のフォークソングを聞いていますが、個人的には、トムのこの歌はディオンのカヴァーが好みです。ディオンはオリジナル曲にも才能を発揮していますが、この曲やジョニ・ミッチェルの「青春の光と影」'Both sides now' 或いはビートルズの「レット・イット・ビー」などのカヴァーも見事にディオンテイストに仕上がっています。
ディオン・アンド・ザ・ベルモンツという、所謂ホワイト・ドゥー・ワップのティーン・アイドルだったシンガーで、後に見事に変貌を遂げたという人を寡聞にしてあまり聞きません。
ところでナンシーは、コンサートのときに、必ず'LBJ'と記されたバッジをつけています。自らを 「レフト・サイド」"I've been walking on the left side of the road"と称する彼女、Lindon.B. Johnson はほんとうに「レフトサイド」だったのかと、彼=LBJについて調べもしないで、未だに不思議に思っています。なにしろ、パソコンで、知識を仕入れるということをひどく嫌うもので・・・
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