2019年8月12日

断章Ⅱ



ラカンに依拠し、人間はまずもって、「生の統一」であるどころか、「寸断された身体」であって、それがまとまりを見出すのは自己自身に拠ってではなく、自己と類似の他者に拠ってである。

であるとすれば、精神的な類縁を見出せなかった人間の場合、(「精神的」「内面的」な)「自己の統一」「自己の確立」は如何にして為されるのか?

そのような自己は極めて脆弱な基盤の上に成り立っているのではないか?それはたやすく崩壊し得る「自己」ではないのか?

「自己の拠って立つ基盤」が「自己自身」にしか求めることができないとしたら・・・













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