2019年8月18日

残暑お見舞い申し上げます


アメリカの写真家、ウィージー Weegee (Arthur Fellig) (1899 - 1968)
です。本名はアーサー・フェリングというようですが、誰も彼をその名で呼ぶ人はいません。

わたしが初めてウィージーを知ったのは或るCDの解説書。
CDのジャケット・ワークに使われていたわけではありませんが、ウィージーの写真を思い出すと書かれていました。

サーフィン・ホットロッド系の音楽が好きなので、多分そういう「夏物」系統のCDだったのでしょう。


毎日暑いですね。

ウィージーの切り取るニューヨーカーたちは、貧しくとも生き生きと生活しています。これもアメリカの楽天性であり、ヴァイタリティーなのでしょう。

まぁ暑苦しい能書きは措いて、ウィージの写真をお楽しみください。





暑い夏、消火栓を開いて水遊びに興じるダウンタウンの子供たち。CDで触れられていたのはこの写真です。撮影は1930年代のNY。




同じく真夏の暑い夜、火事などの時の避難梯子のある場所(ベランダではない)で寝ている子供たち。
ニューヨークには蚊はいないんでしょうか?
NY,1940年代



これは最近見つけた写真です(もちろんネットで)。

ひとりで熱心にスクリーンに見入っている男の子。
もしわたしが父親だったら、「くだらん勉強なんかしてる暇があったら映画館でも行ってこい!」と言うでしょう。
「メントス」というお菓子のCMのキャッチコピーだった「放課後がぼくらの学校だった」という言葉がとても気に入っています。

この子は自分で靴磨きか新聞配達か、アルバイトをしてためたお小遣いで映画館に通っているのでしょう。


 Lovin' Spoonful - Summer In The City (1966) 

ラヴィン・スプーンフル「サマー・イン・ザ・シティー」

みなさん、お身体ご自愛の上、良い夏を・・・とはいいがたい昨今ですが、
なんとか凌いでいきましょう。






0 件のコメント:

コメントを投稿