わたしの好きな画家のひとり、フランク・アウエルバッハ / Frank Auerbach.
彼は1931年にユダヤ人の両親のもとにベルリンに生まれ、6歳の時に、ナチを逃れて英国に渡りましたが、ベルリンに残った両親は彼と英国で合流する前に強制収容所で虐殺されました。
彼の天分が最も活かされているのは、観る者を惹きつけて已まない一連の見事なポートレイトですが、今回はこの素晴らしい「仰向けにベッドに横たわるヌードの女性(E.O.W.)」(1959年)を。
尚彼は度々英国政府からナイトの称号を受けるように打診されましたが拒否し続けているとのことです。
真のアーティストは、いかなる国家権力とも懇ろになるべきではない。
どこかの国で「画伯」とか「先生」などと呼ばれている人たちは別として・・・
※(画像をクリックすると拡大して見られます)
E.O.W. Nude Lying on her Back, 1959 © Frank Auerbach. courtesy Marlborough Fine Art source1 source2 |
こんばんは。
返信削除Nicoさんの“素晴らしい”という感想に、作者はどんな反応を示すのかと考えてしまいました。
ははは。美の基準が違えば醜さの基準も違うということです。
削除単に趣味の問題です^^