2019年2月26日

苦笑…



一冊の本は、延期された自殺だ
ー エミール・シオラン


わたしの場合、ブログを書くことはまさに「延期された自殺」だな。
ただし書くために延期しているのではなく、死ねないから書いているのだが・・・
いつ、もう書かなくて済む時が来るのか・・・


(「死ねないから書いている」なぜ「死ねない」のか?こっそり教えてあげよう。それは自殺するのが「こわい」からだ・・・)







9 件のコメント:

  1. Nicoさん、こんばんは!

    私は“本物”に出会う運命を持っていると、よく思う事があります。
    私にとっての一番大きな事は、明治から大正にかけて活動したお坊さん「山崎弁栄」と云う人を知ったことです。
    数学者、岡潔氏の書籍を通して知ったのですが、このお方は、釈尊仏教の神髄ともいえる般若心経に当たる「無辺光」を著したお坊さんです。
    数年の後に、赤羽の駅前の古本屋で講談社版の「無辺光」を見つけた時は、運命的な気持ちになりました。
    それからまたしばらくして、光明会なる教団が兵庫県の芦屋市に在る事を知り、そこからこのお坊さんの著した書籍を求め、それを通して学んでいます。

    他にも本物と思える人に数人で会っていますが、Nicoさんも私にとっては「本物」の一人なのです。
    だから、こうしてお付き合いをさせてもらっているのです。

    Nicoさんから学んでいることは、こころの内面と絵画、または芸術一般に付いてです。
    Nicoさんが取り上げる絵や音楽や写真はいつも惹かれてしまいますね。





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  2. なぜこわいのでしょう。

    それは、未練があるから。
    未練がある、とは生を全うしていないと云う事。
    まだ、自身を「表現し尽していない」という想い。

    そう思います。

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    1. わたしはそういうことではないと思います。そもそも一体人類の何パーセントの人が「生を全う」できるのでしょうか?いったい誰が自分を表現しつくして死ぬのでしょうか?
      何かで読みましたが、漱石の最後の言葉は「まだ死にたくはない」だったとか。

      「いまさらに 死なば死なめと思へども 心に沿わぬは いのちなりけり」

      そういうもんだと思いますね。

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  3. Blueさん。わたしは生きるのがこわい。

    自殺する勇気は1回で済むけれど、
    生きるのには何度も何度も勇気がいる。

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    1. こんばんは瀬里香さん。

      生きるのも死ぬのもどちらも怖いです。
      シオランの本のタイトル「生まれてきたことの不都合について」=「生誕の災厄」まさにこれ以上に的確に「生」というものを表した言葉はないでしょう。

      怖い、さびしい、どこかに逃げたい、隠れたい、けれどもどこにも逃げも隠れもできない。クリスティーナ・ロセッティの詩にあるように「決して自分からは逃れられない」

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  4. こんばんは。

    ぼくは、Takeoさんに限らず、誰の自殺も肯定できませんし、人間に自殺する権利があるとも言えませんが、もしも、Takeoさんが自殺するようなことがあれば、その瞬間から、その死を肯定するということを約束いたします。
    だから、それまでは、それを否定させてください。
    お願いいたします。


    それまでは、「自殺する勇気」よりも、「自殺がこわいと言う勇気」の方が、『より気高い』ということにさせといてください。

    どうぞよろしく。

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    1. ふたつさん。やさしいことばを感謝します。

      生きることも、死ぬこともままならずに、ただ、こわいこわいといいながらここにあるのです。

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    2. Takeoさん、こんばんは。

      『生きることも、死ぬこともままならずに、ただ、こわいこわいといいながらここにあるのです。』

      こういうのが、「存在の根源」じゃないかと思いますよ。
      「性」ですね。
      好むと好まざるとにかかわらず『そうあるしかない』と言うのは、すべてのものに与えられた「性」なのかもしれませんね。

      それが、苦悩であれば、それは「辛いこと」ではありますが、「悪いこと」ではないような気がします。

      ぼくには、「悪くないこと」は、自分にとっての上限です。

      それでは、また。

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    3. こんばんは、ふたつさん。

      そうですね。「存在の根源」といえるのかもしれませんね。
      「こうでしかありえない・・・」わたしは自分をそのように捉えていますが、これ以外ではありえないというのは、ある意味苦悩です。
      そういう意味も込めてわたしは「性格は運命である」という言葉を掲げています。

      わたしは「悪」とか「正義」というようなことはあまり考えません。
      それはわたしの手に余ります。ただ一つ言えるとしたら、醜さは悪だろうと・・・

      いつもコメントをありがとうございます。

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