2018年6月14日

革新?保守?無定見?


昨日、ちょっとしたインターバルを設けたのは、最近とみに心身の調子が良くないこと、そしてその上で、これ以上精神科に通うことを断念した以上、この先ますますわたしは深く、静かにか、或いは目に見えて急速にか、いずれにせよ「狂気への道」を着実に滑り降りてゆくことが予想される。
既に物忘れも激しく、まだそれほど日も経っていないのに、ここに書いたことさえ憶えていないことも多い。読む側にとっては、(そんなものがいたとしたらだが・・・)また同じ話か・・・という当惑、苛立ちを覚える機会は、今後益々多くなるだろうと思われるので、一旦、これまでと、今日からでは、同じブログであっても、内容は、徐々にではあるかもしれないが、あまり(皆にとって)好ましからざる方向へ移行してゆくだろうという予断を持って、その上で読者への警告の思いを込めて、路線の切り替えを行ったつもりだ。



今日は、わたしという人間の価値観を自分自身で改めて振り返ってみたい。
なに、大したことではない。幾つかの問題について、肯定するか、否定するかのチェックリストのようなものだ。

わたしの父は、わたしにとって、最後まで謎の存在だった。どういうことについて、どんな意見を持っているのか?そんなことを、わたしも、母も、まるで・・・いや、ほとんど知らない。

けれどもそんなことは特別なことじゃないのかもしれない。父と娘の関係では、幾つになっても仲がいいということがあるとしても、父ー息子の間は、実際他人同然という家庭がほとんどなのかもしれない。それが「自然」であるかどうかは別にして、おそらく「父」のこと、「父の価値観」など知らないし、興味もないという息子が大半なのではないだろうか。

ある女性評論家は「母と娘は友達にはなれない」と書いたが、父と息子もまた同様だろう。いや、それ以上に、父と息子は本来の意味での「親子」になることさえ難しい、そんな関係なのかもしれない。

そんなことを考えていて、ではわたし自身は、社会で賛否の別れる問題についてどういう立場を採るのか?暇に任せて再確認してみようという思い付きである。

ここにわたしの価値観をいくつか並べて、これはイエス、これはノーと答えてみたところで、依然わたしにとってまたあなたにとっても、わたしという存在は謎だ。

『神々の黄昏』で狂王ルードヴィッヒは、「わたしは人にとっても自分自身にとっても、永遠に謎でありたい・・・」と語ったが、わたしもまた、片々たる○×で計り知れるものではない。
無論そのことはわたしが特別に深淵なる存在であることを意味しない。
ほんらい人とはそんな薄っぺらなものではないはずだ。

尚ここでの肯定・否定については、「それは何故?」と訊かれて「かくかくしかじかの理由を持って断固として賛成(不賛成)である」というような理論づけられたものではなく、わたしのこれまでの経験、見聞、そして主に直感から導き出されたもので、当然極私的なものである。

およそ意見とは、その人の知らないことによって成り立っているのかもしれない・・・


◇◇

【 賛成・OK・可 】

「自殺」「安楽死」「自殺幇助」「夫婦別性」「同性婚」「死者との婚姻」「生活保護受給者のパチンコ(などの娯楽)」「デモの暴徒化」「ゼネスト」「生涯未婚」「不登校」「選挙の棄権」「中学校での性教育」「廃棄食品の寄付の法制化(フードバンク)」「奨学金無返済制度」「伝統・保存・維持」「古いもの」「(弱者救済のための)新しい制度」「アナログ」「『生活保護』の名称変更」(寧ろ「保証」か)


【 反対・NO・不可 】

「改憲」「原発」「米軍基地」「あらゆる軍備」「自衛隊」「天皇制」「自民党」「公明党」「元民進党諸党」「勲章・褒章」「国民栄誉賞」「SEALDs」「東京オリンピック」「LINE」「電子書籍」「電話の音声ガイダンス」「駅・店内・車内でのあらゆるアナウンス」「犬に着衣」「死刑制度」「人工中絶」「立会演説」「道徳教育」「校則」「リクルート・ルック」「制服」「監視カメラ」「衣料品の白人モデル」「進歩・変化・成長・発展」「古い制度」「新しい機械」「デジタル」「SNS」(微妙なところだが、所詮は遊び暇つぶし。ICAN代表の言うようには、SNSでは世界は変わらない)

【微妙・よくわからない】

「室内・店内での喫煙」「日本名物お行儀のよいデモ」「人類」









6 件のコメント:

  1. Ciao Takeoさん
    私も改めてチェックしてみたけどほぼ一緒
    違うのは、室内店内での禁煙 絶対 NO!です

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    1. ははは(笑)

      わたしはかなりの嫌煙派で、受動喫煙は絶対NOだけど、喫煙者オンリーの場所でなら構わないと思います。そこら辺は多少柔軟なところもあります(苦笑)

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  2. 大嫌いなもの に追加
    ユニセフ、日本赤十字、世界遺産、東京に限定せずオリンピック全部、結婚式、ウェディングドレス、病院のスリッパ、デパートの過剰包装、スチュワーデスのまとめ髪、ネイルアート、まつげのエクステンション、ヒールの皮が破れてる靴を履いてる人々、自分の犬の糞の始末をしない愛犬家、犬にやたらお手だのお座りだのを、それもご飯の前に強制するバカ、運動会で競技に熱中せず、ただビデオを回し続ける親、福祉と呼ばれる機関とそれに携わる人々、医者、製薬会社に薬、宗教団体、坊主、政治家、シオニスタ、警官、教育委員会に最近の教師全般( 小、中、高、大学全部) 、父兄会を牛耳る親、ママ友と自称する人々の電車内での会話、リクルート スーツならぬ、子供の受験に付き添うお母さんたちの紺色スーツに紺色パンプス、、、、
    ああ、、、、もっと考えればもっともっと湧き出てきそうだ、、、

    ひょっとして 私がまだ世界を愛していられるのは、こう言うおぞましいものを辛うじてスルーさせてくれる「世界ならではのいいところ」を見つけているから かもしれません 笑

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    1. ははは(笑)
      「ユニセフ」「赤十字」っていうのは偽善者っぽいから?じゃあアムネスティは?
      世界遺産もユニセフだっけ?あれもやだね。騒ぐ方が見苦しい(苦笑)
      オリンピックはどこか場所を決めてやればいいと思うけど、突き詰めて行けば商業主義の時代だからね。病院のスリッパはいやだね。デパートに限らず過剰包装は嫌い。そもそもプラスチックの容器が嫌い。

      犬がさ、道でウンチをして、そのあと後足で、砂を書けるようにシャッシャッってやるでしょう。アスファルトで土なんてないんだけど、なんだかちょっと悲しい気持ちになります。

      ビデオを回し続ける人は運動会に限らずどこでもいるよね。ビデオというか、スマホの動画。殺人現場まで撮影するもんね。逃げるでもなく。
      福祉関係者、それはわたしの狭い体験の範囲でもそう思います。
      ただ、介護士、看護師その他でもいい人は多分目立たずにちゃんといると思うけど。

      まぁ嫌いなものを挙げていけばお互いきりがないね。

      そして最後の部分がわたしとJunkoさんの決定的な分かれ目なんだろうね。
      それが仮にあったとしても見つけられない。どこにあるのかわからない。

      過激且つおもしろいコメントをありがとう^^


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  3. 好き嫌いなら、まぁ何だっていいけれど。
    「自殺」はなぁ、
    自分の自殺を許容するのは、文字通り自殺なんだけど、
    他人の自殺を許容するのは、不作為の他殺の要素が混じるのです。

    「死者との婚姻」はおもしろそう。
    法律の文脈では認めないけれど、
    何と結婚してもいい、と思います。
    自転車と内縁関係にあってもいいし、
    犬と婚約してもいいし、
    富士山と結婚してもいい♪

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    1. こんばんは、青梗菜さん。

      すき・きらいのリストではなく、世間で、賛否が分かれる事柄について、イエスかノーかを答えました。

      >他人の自殺を許容するのは、不作為の他殺の要素が混じるのです。

      よくわかりませんが、他人の自殺を禁止する権利など誰も持ちえないと思うのです。

      「死者との婚姻」はフランスで法的に認められています。古いニュースなので、他にもそういう国があるかもしれません。

      このリストを見ているといかにもわたしらしいと改めて思います。
      護憲派でありながらリベラル嫌い。
      暴徒は認めても軍備は認めない。

      まぁそんなに絵にかいたような概念的なリベラル - 保守の対立なんていうのは
      現実にはほとんどなく、みな既成の保守 - 革新の枠組みからすれば、矛盾する
      志向を持っているのだと思います。



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