先のふたつさんのコメントへの返信に「嫌いな言葉」として
「真逆」「ため口」を挙げた。思い出したらまだあった。
その代表的なやつが「~みたいな」
そして「半端ない」
「何気に」
嫌いな言葉・・・というより最早「言葉」というさえ穢らわしい音(表記)に
「~じゃね?」「~でよくね?」という莫迦語がある。
◇
ナニナニですな
というな
ナニナニでございますと言え
です は でげす のつづまった言い方で下品だ
大槻文彦先生
国語学者・国語辞典『言海』編集・(一八四七 ~ 一九二八)
がそうおっしゃっている
おっしゃるもいけない仰せられると言えと
これは
落合直澄先生
国文学者・神職・(一八四〇 ~ 一八九一)
のおことば
若い世代の言葉づかいにいちゃもんをつけるのは
いつも上の世代でこれは順送りなのだ
そこでわたしもここで
いちゃもんをつけたいことがある
ナニナニじゃないですか
という言い方だ
目下広くはびこっている
スットコドッコイのタワケと毒づきたくなる
相手と同等あわよくば上位に位置したいという
欧米人の気持ちのありように影響されている
己の意見を正論と勝手に決めて押し付けやがる
そいつらが老人になったとき さて
次の世代の日本語にどんないちゃもんをつけるか
ー 川崎洋 詩集『言葉遊びうた』(2000年)から「代々のいちゃもん」
『本についての詩集』長田弘 選(2002年)より
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