2019年6月12日

本の整理、その3


本の整理をしようと思っている。といっても「蔵書」などと言えるものではない。(書いていて思わず笑ってしまった)ほんのわずかな本。もともとわたしはお世辞にも「読書家」とは言えない。本は嫌いではないが、頭が悪いので読むことが苦手だ。だからこんな劣等生のようなへんな文章しか書けない。

持っている本を全部処分するのではなくて、最終的には、漫画、文庫本も含めて40冊くらいにしたい。(漫画といっても、わたしにとっての漫画とは「ときわ荘」と、それに続く世代くらいまでで、21世紀の漫画は、21世紀の音楽、21世紀の映画、21世紀の落語、そして「アニメ」や「ゲーム」同様全く関心もなければ知識もない)

基本的に本は図書館で借りる。辺見庸の本などは返しては借り、また期限が来て返しては借りしていたので、結局買うことにした。特に好きな本、いつもそばにおいておきたいと思った本を厳選して5冊。ほとんどアマゾンで1円で売っていた。今回はそれらと、太宰治全集全10巻。森達也の本。これらは全て資源ごみに出す。

問題は、美術書、画集や写真集の類だが、どうしたらいいものか。
さすがに画集や写真集をゴミにはできない。といって、もらってくれる人、寄贈する場所の心当たりもない。

美術書と言っても別段マニアックなものではないので、「本物の」アート系の人たちが興味を示すようなものは持っていない。それでも、もう20年近く前(?)に無くなった銀座の洋書店イエナで20代のころ初めて買ったラファエル前派の画集、失った「親友」からもらった「タゴール」「靉光」「東山魁夷」などの図録、その「親友」と付き合っていた6年間、足繁く通った神保町の古書店で買った図録、画集・・・今手許に残っているのは、そんな個人的な愛着のあるものばかりなので、できればそういう絵が好きな人に手渡したい。

一番理想的なのはフリーマーケットで、ほとんど、「あげる」という感じが望ましいのだが、会場まで品物を運ぶ手段がない。

とにかく、ゴミに出すことと、古本屋に売ること、ネットで売る(あげる)という選択肢は端からない。
できれば今月中に整理を終えたいので、急いでどこか引き取り手を探すしかないだろう。

また仮に欲しいという人がいても、残念ながらわたしには、その人に送る送料もさることながら、それを梱包して宛て名を書いたり、郵便局に持ってゆくことができないのだ。

美術館で買った絵葉書なども壁に貼った跡が付いているものもあるが、誰かにあげたい。
Myspace-Facebookの海外の友達からはずいぶんポストカードを送ってもらったが、返事を出していない人が多い。・・・いや、そうでもないのかな?結構切手を選んでエア・メールを出した記憶がある。でも今はいろいろとこまごましたことができない。


「本の整理、その1」 「本の整理、その2」

わたしは4年前のことを昨日の出来事のように憶えている。「三鷹のSS堂」、わたしはこの恨みを生涯忘れない・・・

全国の古本屋よ。金が必要な時もあるのだ。「古本高く買います」という『嘘』だけはどうかやめてくれ。せめて「ほんとうに安くしか買えませんが・・・」と正直に言ってくれ、それならば「じゃあ売ろう」という気にもなるだろう・・・


















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