2018年8月19日

ラジオ・デイズ


村上春樹を一頁も読んだことがないのです。だから彼の読者層がどのような人たちなのか、ちょっと見当がつきません。
先日の村上RADIOの選曲はさすがにマニアックでした。
春樹の「読者」たちは彼の「ラジオ・ショー」にどのような感想を持ったのでしょう。

「初めて聴く曲」に出会うのが、音楽番組の醍醐味だと思います。
もちろん大好きな曲がかかるのはうれしい。自分でレコード(CD)を持っていて、好きな時に聴ける曲でも、ラジオから流れているこの曲を、今、大勢の知らない人たちが聴いているんだと思うと、なんだかドキドキワクワクします。

「知らない曲ばかりでツマラナイ」のではなく、その曲と波長が合わなかったということだと思います。

それにしてもやっぱり70代前後の人たちが、「演歌」でも「クラシック」でも、「ジャズ」でもなく、「ロック」をかけ、ロックを語るのってカッコいいなと改めて思いました。

シニア世代とロックって、なかなか結びつかない。でも1949年生まれの村上春樹が二十歳の頃は1969年。ビートルズが解散した年ですが、まだまだ70年代~80年代へとつづくロックのパワーは健在でした。



わたしは基本的に、不良っぽい感じっての人って苦手なのです。もちろん優等生は更に苦手ですが、「ジェントル」な人に憧れます。どこかに「暴力」の匂いのする人ってダメですね。俳優でも、モーリス・ロネとか、ジャン=ルイ・トランティニアンのようなタイプに惹かれます。ジャン=ピエール・レオは、また別格ですけどね(笑)

村上春樹は外見だけしか知りませんが、少なくとも「バイオレンス」の香りはしない。

じゃあバイオレンスは全然受け付けなくて、美しくて均整のとれたものだけがいいのかというと、そうでもない。「映画」なり「写真」なり「絵画」「音楽」などの「作品」なら結構バイオレンス・テイストのものも嫌いではありません。いや・・・どうかな?(苦笑)

Great Train Robbery - The Outer Limits 

「グレイト・トレイン・ラベリー」アウター・リミッツ(1968年)

久し振りに取り出してきた60年代のイギリスのガレージ・ポップのCDから。
タイトルは「大列車強盗」といったところでしょうか?


Another Sunny Day - Belle & Sebastian (2006年) 


スコットランド、グラスゴー出身のバンド、ベル・アンド・セバスチャン。
シンプルでフォーキーな感じがノスタルジックで、古い音楽ばかり好きなわたしには珍しく2000年代のバンドです。曲は「アナザー・サニー・デイ」

ではみなさん、よい日曜日をお過ごしください。






2 件のコメント:

  1. 二曲ともいいですね!
    最初のはどのように感じたのかと、言葉探しをしたのですが思うようにならず、それでも思いついたのがこの曲のサブタイトル「青春の犯罪」。もう一工夫したいのですが諦めました。二曲目は軽快なリズムの中に、これも青春を感じて、それがいいです。今日はお昼に食事をしながら聴きました。楽しかったです。

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  2. アナザー・サニー・デイ がいいですね。健康的・・・なんていうとNicoさんの反感を買うかもしれませんが、そんな健康的な元気が私をウキウキ気分にさせてくれます。
    この曲の歌詞が知りたくなりました。Nicoさん、訳してくれませんか?

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