2018年10月17日

無趣味な人の友達作り


切実に友を求めていながら、友だちができないのは、単純にわたしの興味の範囲の狭さのせいだと思っている。
「嫌い」「苦手」とまでは行かないが、「アニメ」「ゲーム」「アイドル」「スポーツ」「芸能界の話題」「流行っているもの、話題のモノ(人)一切」「新商品(新製品)一切」・・・これらのものに関心を持つことができない。何故関心を示さないのかは解らない。けれども、「誰もが興味を持っている」「多くの人が注目している」ということへの抵抗も大きいと思う。

趣味の幅が広いことはいいことだ。けれども、出来るだけ「大勢」と重ならない範囲で。
わたしは柔軟性がなく、順応性に著しく欠けるので、友だちを作るために、無理矢理自分の関心を、大勢が集まっているところへ引っ張っていこうとは思わない。
同じように、人に自分の趣味に合わせてくれるように望むこともない。
偶々同じ趣味、似たテイストを持った人と巡り合えることをひたすら待っている。

アートが好きです。ジャズが好きです。古い映画が好きです。けれども、わたしの偏見かもしれないが、こういう趣味を持つ人って、それらについて「熱く語る」のを喜びとしているように感じられる。わたしはそういうものが好きだけれども、何についても深く語れるほどの知識薀蓄を持ち合わせていない。「(好きなことについて)語れてこそ趣味と言える」のなら、わたしは無趣味と見做されて構わない。アートでも音楽でも映画でも、言ってみればラジオ感覚。たまたま耳にした歌がいいなと思う。素敵だと思う。でもそれを深く掘り下げようとは思わない。ラジオからはまた別の素敵な曲が流れている。すべては一期一会。

狭く浅く。語れる趣味など持ち合わせていない。そして嫌いなものは山ほどある。
これじゃあなかなか友達を得るのは難しい。

それでも「友達」という存在がわたしの人生に於いていかに必要不可欠な、生きる上で愛する肉親同様に、そして愛のない肉親以上に重要な存在であるという思いは、微塵も変わらない。








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