2018年11月22日

断想


「失うものがない者ほど強い者はいない」というようなセリフはなかっただろうか。
しかしそもそも「失うものなど何もない」と言える人間が存在し得るだろうか?

捨て果てて 身は無きものと 思へども
雪の降る日は寒(さぶ)くこそあれ
花の咲く日は浮かれこそすれ (西行)

空腹を感じ、夏の暑さに汗を垂らし、寒さに震え、切れば痛みを感じる「身体」を持ち、美醜、好悪、喜怒の「感情」を持つ存在である以上、生きながらすべてを失うということは不可能だ。

「失うものがない者」とは、生命活動のない者、即ち死者に他ならない。




2 件のコメント:

  1. 視点・観点を変えると“別世界”が現われますね。

    Nicoさんには、これは美辞麗句でしかないでしょう。

    常識レベルの視点からも、少しばかりの疑問?を感じさせますが。

    でも、かっこいい表現ですね。

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    1. こんばんは、yy8さん。

      カッコいい表現ですか?安っぽいアニメのセリフのように思えてしまいます。

      生きていることは即ち「有」であって、「無一物」といっても、物質的なレベルの話であって、生きながら「無」であること=ゼロであるということは出来ないのだと思っています。

      平穏な週末を過ごされますよう^^

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