2019年11月4日

真空地帯

いまわたしは何もない世界に生きている。

26歳から17年間住み、大好きだった「〇〇荘」のない世界。「親友」のいない世界。「公衆電話」のない世界。「カセット・ウォークマンのない世界」「ブラウン管テレビのない世界」「裸電球のない世界」etc....

これがないこと、あれがないことを、「常に」、悲しみと懐旧の想いと共に意識しながら生きている。

「あれもこれも、もう存在しないのだ」という「現実」を受け容れることが出来ずに生きている。

二階堂奥歯が、「人間が恐怖(不安?)のピークで死んでしまうような弱い生き物だったらよかったのに・・・」と書いていた。わたしも心から共感する。

わたしをわたしたらしめているモノたちが喪われた世界にまだ存在しているわたしとはいったい何者だ?

「わたしをわたしたらしめていたモノたち」を欠いた「わたし」とは、わたしを「わたしたらしめているものを」持たない「わたし」とは、いかなる存在か・・・




2 件のコメント:

  1. こんにちは, Takeo さん.

    突然のブログ閉鎖の宣言に驚いています. 何かあったのでしょうか.

    体調が良くないのでしょうか. ここ最近の Takeo さんのブログは苦しさが文章から滲み出てくるようでした.

    ゆっくりと休息をとることができればいいのですが.

    あまりいい予感がしません.

    Takeo さんが穏やかで平穏な気持ちになれることを祈るばかりです.

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    1. こんばんは、底彦さん。

      書けないのです。自分が何を感じているのか、何を欲しているのかすらわからないのです。

      底彦さん、ふたつさんに、この場所がネット上で心安らぐことのできる数少ない場所のひとつだと言っていただきました。けれども、もう何も書くことが出来ません。

      既にお気付きの通り、11月4日の「真空地帯」以降の「蛇足」はすべて消しました。

      真空地帯とは、まさに今のわたしの内面のことです。

      いつもながらのお心遣いに感謝します。同時に、底彦さん、ふたつさんに束の間の休息を与えることのできる文章が書けなくなってしまったことを何よりも残念に思っています。

      底彦さんが一進一退ながらも、回復に向かって行かれることを願っています。

      わたしがここで、「心から」と書くことのできない胸中をお察しください。

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