2019年11月19日

小さな疑問「引きこもり」について


わたしは外に出ることが困難な、いわゆる「引きこもり」だが、例えば、あり得ない話だが、今、玄関の外に出ると、そこは1970年代だった。というような状況だったとしたら。誓ってもいいが、その瞬間にわたしの「引きこもり」は完治している。
それはわたしの肉体が若返るとか、80年代以降に体験したことや、その記憶がすべて消え去るという意味ではない。今のまま、このままのわたしで、外の世界だけが変わっているということだ。

タイムマシンを例にとれば、わたしがタイムマシンで1970年代に戻るのも、わたしだけが残って、外の世界(例えば「東京」)の時代が逆行すること。結果は全く同じであることと変わらない。

そういう例は必ずしもわたしだけではなく、街に人っ子一人いなくなれば、今すぐにでも外に出られるという人もいるのではないだろうか。

なんらかの条件が彼/彼女を外に出られなくさせている。ならば、その条件が取り除かれれば、あくまで理論上ではあるが、「引きこもり」というものは起こり得ないのではないか?

自分の心の中に柵や壁があるわけではない。あくまでも「引きこもり」は外的な条件に因るのではないか?


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