『グッド・ラック フォー ハード・ラック』
ハード・ラックな じんせいを おくっている あなたに
グッド・ラックを おくります
ことばだけでも
ハード・タイムな じだいに うまれてしまった あなたに
グッド・ラックを おくります
ことばだけでも
おくれるものは ことばだけ
でも
くちで いってる わけじゃない
たましいを つかって いいましょう
いま ダブル・トラブルの なかに いる あなたに
グッド・ラックを おくりましょう
あなたの じんせいに なにひとつ いいことが ないとしても
グッド・ラック フォーエバー
Otis Rush- Double Trouble
*
『かなしい ときは なきましょう』
なみだを ながして
うれしい ときは わらいましょう
こえを だして
そうすれば
きっと だれかが いっしょに なって
ないて くれるでしょう
そうすれば
きっと みんなが あなたに つられて
わらい だすでしょう
そんな ことは うそ ですか
そんな ものは まやかし ですか
あなたは
そんな ことばには だまされませんか
それならば
しょうじきに いいましょう
それならば
ほんとの ほんねを はくじょうしましょう
あなたの わらいごえは ちゅうに うき
だれにも きづかれずに ただ きえるだけ
あなたの なみだは みすてられ
ふりむきも されずに ただ ゆかに おちるだけ
たとえ あなたが
まっかな なみだを ながしている ときでも
だれも たすけては くれない
それが ほんとの ことですが
それこそ まぎれも なく
ほんとうの はなし なのですが
それならば
わたしは うそを いいましょう
それならば
あなたに まやかしを きかせましょう
それならば
いま わたしが あなたを だましましょう
かなしかったら なきなさい
おぼれる くらいの なみだを ながして
うれしかったら わらいなさい
はりさける くらいの おおごえを だして
この えの まえに いる ときだけは
だれも あなたを
みすてないから
だから いまだけ
だまされなさい
Skip James- Hard Time Killin' Floor Blues
最初のGood Luck Forever、
あなたの じんせいに なにひとつ いいことが ないとしても
グッド・ラック フォーエバー
この部分は「ブルース」好きのふたつさんらしさを感じます。
オーティス・ラッシュ、いいですね。
『かなしい ときは なきましょう』
ここにはやはり物事の「本質」を捉えるふたつさんの詩の力を感じます。
ともにふたつさんらしい詩とBluesを、ありがとうございます。
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