2018年4月20日

言葉からはなれて 


ヤン・ティルセン


かつて飯島耕一は「母国語」という詩の中に

「わたしは母国語で日々傷を負う」という一行を残した。

わたしに必要なのは水の流れのように清らかな旋律と、物言わぬ自然・・・

Girl with Lamb, Jean Baptiste Greuze 1767 - 1769)
「少女と子羊」ジャン・バティスト・グルーズ

そしておそらく、ときに、脈打ついのちを抱きしめること、その拍動と呼吸を直に感じることが必要なのだ。
他のいのちを抱きしめることが自己のいのちを抱擁することになるのだから。

春 / Spring, 1933, Leon Wyczólkowski, Polish (1852 - 1936)

0 件のコメント:

コメントを投稿