2021年11月19日

「アート」と「言葉」

Constructed Sculpture, 1920's,

アメリカ。1920年代。アール・デコ華やかなりしころに現れた「作品」です。
[Constructed Sculpture] ー 「組み合わせによる彫刻」── これが正式な作品名であるのかは不明です。

無機質無表情な男性のプロフィール(横顔)に見えませんか?
3つのキューブをずらして重ね、「影」を作ることで出来上がった男性の顔。

この男性の相好を崩すためにはどうしたらいいのだろうかと考えます。


暫く中断していたアートブログとTumblrを再開しました。
継続的な投稿が可能かどうかは未知数ですが、’Clock Without Hands’ にも 'a man with a past’ にも、わたしの投稿をたのしみにしてくれる人たちがいます。

また『ぼく自身・・・』も、以前のような文章を書くことは困難ですが、少しづつでも、書いていくつもりです。

アートブログもTumblrも、わたしの投稿を好んでくれるのは、ほとんどが海外の人たちです。言い換えれば、わたしたちを繋げているのは「言葉」ではありません。

わたしは自分の心中を母国語で綴ります。しかし同じ言語を使う人たちと通じ合う「ことば」を、わたしは持っていません。

それでもわたしは誰のためでもない、自分のために、創造しつづけることを止めたくはないのです。

わたしの感性と美意識が選んだアートと、わたし自身が紡ぎ出す「言葉」。いづれがより真のわたしに近いかというのは難しい問題です。

いづれにしても、わたしは創造する者で在りつづけたいと願っています。


ー追記ー

この「彫刻の男性」は極めて思慮深げに見えます。それはおそらく、彼には「口」が無いからでしょう。けれどもわたしは、言葉を発する「口」が必要なのです。仮にその言葉が、多くの人たちにとって、理解困難、或いは「受け容れ難い」ものであったとしても・・・









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