「街娼」1929年、フランクフルト・アム・マインの路上にて。
撮影したのはフランスの女性フォトグラファーGisèle Freund
◇
何度でもくりかえす。
「美」は、悲しみに暮れ、その日の糧に悩み、貧しさに喘ぎ、孤立し、疎外されし者たちの魂に宿る。すなわち「全き生」の裡に・・・
わたしがこの女性の姿、佇まいに強く惹かれるのは何故だろう。
彼女の表情も、そのからだも、こころも、冷え切っているように見える。
しかしそこには確かに「生のうつくしさ」がある。
笑顔やぬくもりの感じられない生の美しさというものがあるのだ。
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