汚れちまった悲しみは
なにのぞむなくねがうなく
懈怠のうちに死を夢む
汚れちまった悲しみに
いたいたしくも怖気づき
なすところもなく日は暮れる
◇
死ぬことを 持薬を飲むがごとくにも
我は思へり
心痛めば (啄木)
何度も引用してきた啄木の歌。
けれども、わたしはいま「死」を恐れてはいないか?
わたし自身の死を、そして母の死を
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