2021年12月26日

ルシオ・フォンタナ アルベルト・ブッリ わたしのブログ

 



わたしのブログとは結局「これ」だったのだ。

「傷をつける」のではない。

自己の内面の傷を、「受傷」を、あるがままに表出する。

同時にわたしにとって、書き手の、抉(えぐ)られた傷口の見えない(或いは感じられない)文章は何の魅力も感じない。

嘗てある人が、わたしの文章を硬質な詩のようだと言ったのは、わたしには、アルベルト・ブッリのような文章表現ができなかったからだ。

けれどもわたしの内面は、ルシオ・フォンタナよりも、寧ろブッリに近い・・・






黒々とした空洞と爛れたケロイド。

ブッリの作品の如き内面の虚無と膿み爛れた傷を抱えながら、尚正気で生きられるか・・・