2021年7月18日

無題

なかなかこちらのブログが書けません。最後の投稿が7月9日。今日は7月18日ですから、このブログが中断されて約10日ほどということになります。今わたしは、Tumblrとアートブログに投稿しています。といっても、それぞれに別の投稿をしているわけではなく、ほぼ同じ絵や写真を双方に投稿しています。既にご存知の方もいらっしゃるでしょうが、アートブログは2010年に、Tumblrは翌2011年に始めていますので、共に10年以上のブログになります。そしてそれを思うと、文章のみで10年間も書き続けるということは大変な作業のように思われてきます。少なくともわたしに関していえば、世界中のアート系のサイトから、絵や写真をセレクトして、「観る人」のいる場所に投稿するということは苦行でも求道でもなく、愉しみであり気晴らしでもあります。それは閲覧者の多寡にかかわりはありません。一方で、「ぼく自身・・・」はわたしの「思惟の場」であり、ここに書かれている文章は、わたしの思考・思索の軌跡であり、Takeoという(生きることに、或いは社会的存在として)様々な困難を抱えた稀有な存在の内面の記録です。

このように、考え、書くことを中断していると、無数の「書かれなくなったブログ」のことを思います。二階堂奥歯の『八本脚の蝶』もまた、書き手の自死によって、再び書かれることのなくなったブログのひとつです。

書籍というものは、本として出版されてしまえば、その著者がそれ以降書かなく(書けなく)なっていようが、長いブランクがあろうが、著作者が物故していようが、それは著者とは無関係のひとつの生命を持ったものとして読み継がれます。しかし、書かれなくなったブログはその後どうなるのでしょう。それらのブログもまた、書かれている内容の如何に拠らず、書いた者の「作品」であるはずです。

敢えて、「僭越」という言葉は使いませんが、「ぼく自身或いは困難な存在」も、『八本脚の蝶』のように、続きが書かれなくなっても、少数の人たちに、永く「再読・三読」されるようなものであればと望みます。
二階堂奥歯が、自分の日記を「作品」であり、永く読み継がれたいと思っていたとは考えません。彼女には日記の外側に「現実の生活」があったからです。けれども、わたしの「生」は正にここに書かれた文章の中にこそあると思うのです。


アートブログは、久し振りにアート投稿の勘をとりもどしつつあります・・・と言いたいところですが、目の状態に加え、現在歯医者に通わなければならない状況で、霞んだ眼と、ロキソニンなしでは堪えられない歯の痛みを抱えながらでは、なかなか悠長にアートを選んでもいられないというのが現実です。

"Lord, free me of myself. So I can please you." 

「主よ、私を私自身から解放してください。そうすれば私はあなたを歓ばせることができるでしょう・・・」

とミケランジェロは神に祈りました。

わたしもこの眼病と歯痛から解放されれば、もっとのびやかに「美」を選び、Tumblrでわたしをフォローしてくれている人たちを歓ばせることができるでしょう。

しかし反対に、生きることに伴う苦しみ無くして「ぼく自身或いは困難な存在」が存在し得るでしょうか?悩みや迷い、葛藤のない「八本脚の蝶」とはなんでしょう?


Zwei Gefangene (Two prisoners), 1950, Elisabeth Hase. Germany (1905 - 1991)

ここ数日間の投稿の中で、特に閲覧数が多かった写真。1950年にドイツのエリザベス・ハースによって撮影された、「ふたりの囚人」です。

自分を縛る様々な桎梏・不自由不如意不条理が思索の土壌と言えるでしょう。そこには「何故?」という問いが常に存在するからです。

わたしはアートブログに於いては心身の健康と自由を求めます。そうすれば 

"I can please you"

と言える気がするからです。

わたしは求道者でも修行者でもありませんので、敢えて精神的・肉体的な苦悩・苦痛を求めませんが、おそらく(時代の)「囚われ人」だからこそ、「今のこの社会に生き、なんら桎梏も軛(くびき)も感じていない」者たちよりも、深く、遠くまで思索の射程は距離を伸ばすのだろうと思うのです。

わが病の
その因るところ深きを思ふ
目をとぢて思ふ (啄木)

わが病・・・「存在の病」、生きることの困難さに触れるため、可能な限り手を伸ばすこと・・・

わたしは各々二つのブログで全く正反対の位置に立っています。


Tumblrでは、モノクロ写真や絵画だけでなく、20年代に活躍したハリウッド・サイレント映画時代の女優のポートレイト、ピンナップやパルプフィクションのイラストなども、わたしのダッシュボードに流れて(?)来て、目を楽しませてくれています。

それにしても、20年代~40年代に活躍した女優や俳優のポートレイトを扱ったブログの数には驚かされます。グロリア・スワンソン、リリアン・ギッシュ、ルイーズ・ブルックス、クララ・ボウ、アラ・ナジモヴァ・マーナ・ロイ、ポーラ・ネグリ・・・

少し時代が下がって、エヴァ・ガードナー、リタ・ヘイワース、キャロル・ロンバード、ジョーン・クロフォード...etc
翻って、日本の若者に、例えば原節子や高峰秀子の写真を見せて、あたりまえのようにその名前を言うことが出来るか甚だ疑問です。

ところで、先日かかりつけの眼科の入った駅ビルの書店で雑誌のコーナーを眺めていると、
映画の雑誌なのかわかりませんが、まったく同じ若い男性の顔が三冊の雑誌の表紙を飾っています。それも相当なクローズアップで。三冊並べて眺めてみましたが、どうしても違いがわかりません。店員か、近くの人に、「この三冊の表紙の人、同じ人ですよね?」と訊きたい衝動に駆られました。
それにしても人気があればどこの出版社も同じ俳優の写真を使うとは芸のないこと。
また仮にその三冊の表紙の人物が、まるで別の人たちであったなら、やはりわたしは今の若者の顔の個別性を識別することはできないと改めて感じました。


メプさん、Junkoさん。お返事を書かずに申し訳ありません。
わたしは気楽な対話(会話)を求めているし、母も、「いつもいつも堅苦しいばかりじゃなく、スタイルを変えてみれば?」と勧めてくれるのですが、どうしてもいつも独白になってしまいます。

今しばらくおまちください。


ー追記ー

メプさん、Junkoさん。来週28日に再度御茶ノ水の眼科の予約を取りました。













12 件のコメント:

  1. Takeoさまへ。
    こんにちは。メプです。

    Takeoさんのブログは、全て
    Takeoさんの人生・大事な時間そのものです。

    ですから、Takeoさんが書きたい時に、書きたいままのスタイルで創るのが
    一番、良いです。誰にも遠慮は要りません。

    それに、記事更新が無い、空白の期間だって、ホントは意味があります。

    そういう体調とか、精神状態だという現れだったり、、、。
    ヒトは生身です。一定じゃありません。

    お返事だとか気になさらず、どうか身体を第一にして下さい。

    *****

    暑い中、眼科受診、どうか気をつけて下さい。
    お母さまも、暑いですよね。十分に水分補給して下さい。

    *****

    それと、歯科!!
    歯は、、、これまた目と同じく、油断できません。

    私も、丁度一年前に、歯で、酷い目にあいました。

    訳あって、一ヶ月余、極端に睡眠時間を削って、作業に集中した結果、、、。
    抵抗力が落ちたんでしょうねぇ。

    作業が終わった、正しく、、、その朝。徹夜明けの、、、朝。
    いきなり、何の前ぶれも無く、、、歯痛が出始めまして。

    それが、とんでもない痛さで!

    しかも、その後たった数時間で、片方の下顎(エラの部分)が、
    形が変わるほど腫れまして!!

    高校生(男子)の、無骨なデッカイ・お弁当箱くらいの形になりました(笑)。
    もう~痛すぎて、眠れない!!!

    運悪く週末だったので、、、耐え難きを耐え(笑)、、、
    週明け一番に口腔外科に行きましてね。

    歯の根っこに膿瘍が出来てて、そりゃもう~大変でした。
    実は、その歯。一年経った今でも、通院中(苦笑)。

    そんな・こんな、とにかく、、、歯は、とっても大事です(笑)。
    お返事は気にせず、くれぐれもお大事になさって下さい。

    では、、、。


                     メプ

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    1. こんばんは、メプさん。

      暑いですねぇ!日が落ちると多少涼しくなりますが、日中はまさに「粥の中を歩いている」ようです!
      梅雨が明けたんですってね。底彦さんのブログで知りました。

      歯は、先週の木曜か金曜日の夜中に、同じく急に痛くなり、ロキソニン(痛み止め)を飲みましたが1錠じゃ効かず2錠飲みました。翌日、母が行っている実家の最寄り駅のそばの歯科に急患として診てもらいました。左下の奥の方が痛むので、レントゲンを撮りましたが、医師は、レンド現写真を観ながら、痛みの原因は2つ考えられる、と。ひとつは奥歯の一つ手前の歯に大きな穴が空いていること。この歯はまだ神経が残っていて、空洞の底と、神経の先端との間がくっついていないのですが、とりあえずの応急措置としての受診ですので、その日はその空洞を埋めて様子を見ることにしました。ところが、家に帰って来てからまた前夜のような激しい痛みがあって、再びロキソニン2錠。翌日ふたたびバスと電車を乗り継いで診察を受けました。どうやら、痛みは、昨日治療した歯のそのまたひとつ手前の、既に神経を取り除き、被せものをしている歯の根っこの部分に炎症が起きている様子なので、それが痛みの原因であろうということで、その日はやはり2度目の急患扱いで、診察終了の時間、夜の7時半からの診察でしたが、早速、本格的な治療を始めました。今後数回かけてその歯の根元の炎症を取り去るという治療を行うのですが、どうも被せていた金属を取ったその歯と、ひとつ奥の歯を指で押してみると、痛みの原因は、まだ神経が残っている、最初に穴を埋めた歯のような気がしてなりません。

      明日、再び診察と治療があるのですが、医師にそのことを伝えて説明を受けようと思っています。
      立川のこの周辺で歯医者を捜さなかったのは、今の医師が、(腕や診断はともかくー失礼)時間をかけて丁寧に説明してくれる医者だからでした。

      先週から始めた「第二の歯」の治療が終わって、また最初の歯の治療に取り掛かることを考えると憂鬱ですが、それ以上に、もうこれ以上歯の神経を取りたくないという気持ちです。

      メプさんも、1年以上も通院しているとは大変ですね。定期的な検診のような通院なのでしょうか?「睡眠時間を削って作業に集中」とありますが、なにか創作活動をなされているのですか?文章を読むと、何か仕事を請け負っているのかなと想像(好奇心)が膨らみます。

      眼科や歯科には何とか(御茶ノ水には付き添ってもらっていますが)行っていますが、精神科には行っていません。実は今日、また母に、わたしの代わりに主治医のところに薬を取りに行ってもらっています。この暑い中・・・

      わたしは「生きる」ということとはどういうことか?「心が病む」とはどのようなことかを精神科医の診察室で話せないのが残念です。言い換えれば、わたしにはそもそも「精神科」というものがどういう場所であるのかがわかっていないのかもしれません。



      アートブログがなんとかかんとか順調に行っていても、何かが欠けているし、文章を、このブログを書きたいのです。そしてそれ以上に、母と医者以外の人間とのつながりを持ちたいのです。
      しかし繰り言のようになりますが、人と繋がるということは、わたしに関していえば、どのような形を言うのかがまるで見当がつきません。

      あれやこれやが混じり合い、こころは千々に乱れてなかなか安定してブログを書くことができません。

      >記事更新が無い、空白の期間だって、ホントは意味があります。

      そういう体調とか、精神状態だという現れだったり、、、。
      ヒトは生身です。一定じゃありません。

      そうですね。Junkoさんにも、目がなかなか良くならないと書いて、「即(速)効性」を求め過ぎではないのかと言われましたね。

      メプさんも、Junkoさんも、しばらく更新がなくても待っていてくれると思います。

      母のこと、歯のことでまとまりがありませんが、いつも面白く、そして温かい助言に感謝しています。

      暑さに気をつけて過ごされますように。

      乱文お許しください。

      Takeo

      削除
  2. Takeoさまへ。
    こんばんは、メプです。

    早速のお返事、、、拝見しました。
    ありがとうございます。

    毎日毎日、本当に暑いですね。
    身体が、ついて行きません。

    そんな中の歯科通院。お疲れでしょう。
    お二人とも、水分は大目に、シッカリ摂ってくださいね。

    *****

    さて、歯痛の発生源ですが、、、

    多分、炎症がとても強い時は、どこが原因か解らないくらい、
    そこら辺、全体が痛くなるのかもしれませんね。

    なので今回、Takeoさんの場合、どちらの歯が主原因であっても
    様子見ながら一個ずつ治していくのが、よろしいのかもしれません。

    でも、歯科治療は、私もチョット怖くて・苦手なので、
    お気持ちは、お察しします、、、。

    *****

    それと私の場合、金属でフタされて、大昔に治療済みの
    神経処理もしてある歯の奥に、結構な膿瘍が出来ていたので、

    治療で痛みが消失した後も、なかなか異和感が消えず、

    痛くは無いけど、、、何か変なムズムズ感??が残った事で、
    その歯に金属を被せるのを、しばらく長目に待機している現状です。

    それで随分と時間がかかってますが、

    待機期間は、観察ついでに、他の歯をメンテしてくれてます。
    なので今は、一ヶ月に一回の診察ペース。のんびりです。

    *****

    最初の発症から半年過ぎた頃、、、今年に入ってから徐々に、
    そのムズムズ感は、やっと一旦は消失しましたが

    実は、、、春過ぎ頃から、別件での睡眠不足が1ヶ月くらい続き、、、。

    そしたら何となく、、、チョット、怪しいんです。
    プレ、、、ムズムズ感??、、、的な(汗)。

    ホント、懲りないし。やっぱ、もう、イイ歳なんだから(苦笑)、
    徹夜続きは辞めろーーーッ!!って、、、自己反省。

    とにかく、こう言う時は抵抗力を落とさない様に、
    栄養や睡眠をシッカリ摂るのが、大事だな。

    Takeoさんも、お母さまも、とにかくお大事にして下さい。

    *****

    何か、ワタシの歯の事で、ずいぶん長いコメントになっちゃいました。
    すみません。

    ホントは、昨年夏の、徹夜続きの作業に関しても触れようと思いましたが
    コチラはこちらで、実はまあまあ~のボリュームなので(笑)、

    また次の機会にでも、お話ししますね。
    乞う、ご期待!?です(笑)。

    *****

    とにかく、お身体、、、歯と、目も、しっかり休めて下さい。
    お母さまもお大事に。

    では。

              メプ

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    返信
    1. こんばんは、メプさん。

      まいにち暑いですね。外ではセミが鳴いています。
      「蝉しぐれ」などというものは、もう都会では遭遇することはないのでしょうか。

      ・・・ほんとうにわたしは話しベタですね。話題がまったく見つからない。

      春ごろに、ネット上で、「人と出会う」ことのできるサイトを探していました。いわゆる「オフ会」のためのサイト、とでも言ったらいいのでしょうか、いろいろなサークルがあって、そのサークルにネット上で登録・参加して、スケジュールに合わせて「オフ会」(?)に出てみる、というサイトだったと思いますが
      「つなげーと」というサイトです。わたしが参加したのは、50代以上のメンバーが、居酒屋やレストランで、飲んで食べておしゃべりをする会・・・だったような気がします。

      その後、目の手術、その後の見え方の変化、現在の歯の治療などあって、サイト自体を覗いておらず、ここのところ、そのサークル(サークル名さえ憶えていない)の管理者から再三メールが届くのです。入会後一度も「サークルの行事」に参加したことがないので「退会」の扱いにさせていただきます、とかなんとかいった内容と推測されるので、メッセージは無視しているのですが、尚、メールが届くので、メッセージを読んでみようとしたところ、それはサイト内でのみ読めるもので、既にパスワードを忘れてしまい、ログインできない状態のわたしは、未だに一通のメッセージも読んでいないのです。

      しかしいずれにしても、いったいどこにわたしと話ができる人間が存在するでしょう?
      ご覧になられたかもしれませんが、最新の投稿に書いたようなことを考えているような人間です。
      こんな人間が、誰と、何を話せるというのでしょう?

      ただ、自分は話せなくても、現代の50代くらいの人たちがどのようなことを話すのかには興味があります。「退会」の報せであれば残念ですが、もし、たまには顔を出してくださいといった内容のメッセージであるなら一度くらい出席してみてもいいかとも思います。
      「壁の花」になるために。

      しかしいづれにしても、来週の水曜に再び御茶ノ水の眼科に行き、視力はもうこれ以上回復することはないのか?を確かめ、加えて歯の治療がひとまず終了しないうちは、この暑さも重なり、「隠花植物」に成りに行くことすらままなりません。

      それ以上に、これからは、もうこれまでのように長文のブログを継続して書き続けることはできないと思っています。三日前の投稿のような、ごく短いものでも、目と頭は繋がっているのだなと実感しました。以前なら、あの2~3倍は書けていたでしょう。

      メプさんの「謎の徹夜事件」についても、気が向いたら教えてください。

      アナタハナニモノデスカ?(笑)

      いつもメッセージをありがとうございます。

      削除
  3. Takeo さまへ。
    こんばんは。メプです。

    眼科受診、大変でしたね、、、。
    本当に、お疲れ様です、、、。

    *****

    実は、少し長めのお返事コメントを、
    先日の続きで書きました。

    でもお送りする前に、眼科受診の記事が更新されましたので
    何だか全体が ちぐはぐな感じになり、

    ちぐはぐで大変恐縮ですが、、、
    そのままで、記事コメントに入れますね。

    しかも長めなので、多分、少し分割して送信します。
    目に負担がかからない様に、体調見てお読み頂ければと思います。

    とにかく、お身体、お大事にして下さい。
    お母さまも、お大事にして下さい。


                メプ

    返信削除
  4. (長いので分割。その1です)。

    *****

    Takeo さまへ。
    こんばんは。メプです。

    お返事、ありがとうございます。
    返信が遅くなりました。すみません。

    本日(7/28)は、眼科受診、、、でしたか??
    暑くて、お二人共に、お疲れでしょう。

    少しでも安定していると良いですが。
    でも Junko さんが仰る通り、時間も必要なのかもしれません。

    とにかく、お大事になさって下さい。

    *****

    はなしベタ、、、ですか、、、?
    何か、特別なこと話そうと構えると、きっと皆、そうですよ、、、。

    だけど、そうですね。 そうなのかもしれませんね。
    あぁ~変な意味ではなく、、、ね(笑)。

    だって Takeo さんは、考えるシステム回路?が、
    きっと何か、、、頭の奥の方で、、、だから(笑)。

    あくまでイメージです(笑)。変な意味じゃないですよ。
    話題に付随・展開する部分も含めて、深く考えるって事です。

    だから何か表面上の、条件反射的な話題は、、、きっと苦手、、、なのかも?って。
    って、これまた勝手なイメージで、悪い意味じゃ、無いです。

    それは Takeo さんの個性でもありますからね。大事です。

    *****

    で、オフ会、、、。何か、別世界の催し、、、だな。

    しかも小洒落た場所での会話なんて、、、
    想像しただけで、何だか気おくれして、身構えちゃいます(汗)。

    でも、そう言えば、、、バブルの頃は、よく有りましたね~。
    小洒落たお店で、何か、小粋な時間。

    (、、、って、小粋って言葉自体が、死語か?笑)。

    *****

    話を、現代的なオフ会に戻すと、、、

    Takeo さんが仰る通り、先ずはジィ~~ッと、マンウォッチングしながら、
    しばらく聞き役がイイです。きっとね。その方が、相手の感じが解る。

    (って、現代的なオフ会。。。行ったこと無いのに、偉そうに。笑)。

    ワンコ(犬)好きのオフ会とか、たまに聞きますね。
    こう言う、何かワンクッションあると、話は弾んで楽しそう。

    たとえ会話が途切れても、とりあえずワンコを撫でるとか、ワンコ見つめるとか、
    場つなぎには困らない(笑)。

    *****

    (その2に続きます)

    返信削除
  5. (その1からの、続き)

    *****

    さて、話は変わって、本日の話題。
    前回、スルーしてしまった、徹夜続きの話。

    お待たせいたしました(笑)。

    、、、って、何だか、意図せずも勿体つけた格好になってしまい、大変恐縮なんですが、
    実際にはそんな、大した事では無く、、、。

    *****

    実はですね。私の父(今年87歳)の案件です。

    父は若い頃、カメラマンをしてましてね。
    専門は舞台写真って聞いてます。

    今の時代なら、写真の専門学校とか、ぜんぜん珍しくないですが、

    昭和9年生まれの父の時代ですからね。
    当時、4年制大学の写真専門学部は、、、多分、日本で2箇所だけって。
    (父以外からの情報です。真偽は不明)。

    でも、当たり前に?カメラマンだけでは食べて行けず、
    実家に戻ったみたい。家業の手伝いで、ね。

    *****

    そんなこんなの背景があるので、
    私の実家には、ハンパ無い枚数の家族写真が、在るんですね。

    当時は、今みたいにデジカメなんかじゃなく、当たり前にフィルムの時代。
    現像してみないと画像は解らない。

    とは言え、フィルムも現像紙も、結構高価だったから、
    今のデジカメみたいに、無限には撮れない。

    デジカメなら、撮って直ぐに確認・消去できるけど。

    *****

    昭和の30年代とか、当たり前に貧しい時代ですからね、、、。

    とにかく、フィルム代の許す限りで撮影して
    実際の表情を確認するのに、自分で現像する。

    当時は今みたいに、手軽に、
    何時でも何所でも現像できるわけじゃ無かったですしね。

    実家に昔、小さい暗室、在りました(笑)。

    そして恐らくは現像紙も高いから、試し焼き程度なら小さい写真で。
    5cmX5cmくらいの小さいのが、箱に沢山!!ね。

    *****

    まぁ~父が自分で現像していたのは初期の頃で、、、白黒の時代の分ね。

    時代が流れ、カラー写真が出回るようになると、
    街中にも現像出来るお店が多くなり、以降は普通に写真屋さんに頼んでましたがね。

    でもどちらにせよ、とにかく枚数が、多い!!

    *****

    で、平成4年に、元々の実家を引き払い、
    今の実家に引っ越したのですが、

    これらの大量の写真は、その引越しを契機に大箱に梱包され、
    新居の押入れの丸々一扉分を占有し、

    そして文字通り、、、封印されたままとなっておりました。

    *****

    実家の片付けをしてあげた際に、この大量の 【封印物】 を発見。
    両親の婚約時代からの、大量の写真。

    いつか、写真が直ぐに見れる様にしてあげよう!!って、心に決め、、、。

    そしてようやく、その大量の【封印物】を、実家からワタシの家に運び出して、
    ちまちま整理を始めたのが、、、平成30年。

    これだって、心に決めてから、、、約2年が経ってましたからね。
    日常に追われると、運び出し作業すら、なかなか着手出来ないもんです。

    *****

    とにかく、平成30年~、ようやく写真の整理開始したんですがね。

    まぁ~~~進まない。
    なんせ、大量!! 一枚一枚、数えたわけじゃ無いんですがね、、、

    この位の1箱にザックリ何枚で、掛ける事の何箱で、
    それが更に大箱に梱包で何箱分、、、って計算しただけで、、、

    約、、、5万枚。。。以上か。。。!!
    嘘~~!? 無理でしょ~~(汗)って感じ(笑)。

    *****

    (その3に続きます)。

    返信削除
  6. (その3です。これでラストです)。

    *****

    でもね。

    高齢の両親にとっては、これらは間違い無く、生きた証。
    たとえ貧しい時代であっても、一生懸命に生き抜いた、大事な想い出だったりするわけで。

    それに、私自身もね、、、写真で切り取られた日常の記録が、凄く大事。
    ビデオ(動画)とは違う、切り取られた【ひとコマ】が、好き。

    楽しいのに過ぎてしまった時間や空間、、、今はもう、無いモノ・居ないヒトとか、、、。
    写真には何とも言えない哀愁がある。

    この部分の気質は、きっと、父譲りなんでしょうね、、、。
    今でも私は、何でも写真で記録。何所にでも常にカメラ持参してね。

    フィルムのカメラの頃は、そこまで沢山は撮れなかったけど、
    それでも現像を頻回に出すから、店員さんがワタシの顔を覚えちゃう程だった(笑)。

    *****

    ワタシ自身の話に、話題がそれました。
    話を戻しますね。

    とにかく、大量の【封印物】の整理を始めて、、、。

    一枚・一枚、先ずは表面を物理的にキレイにして
    明かなピンボケは排除しつつ、パソコンにスキャナー取り込みして行きます。

    その際、撮影年代や背景を考慮して分類し、通し番号で整理してね。

    併行して進めるのが、画像の補正作業。
    スキャナー取り込みした中から、良い写真群を厳選して、補正していきます。

    それにしても、最近のスキャナーは、本当に優秀です。
    5cmx5cmの小さい写真をスキャンしても、PCの大きい画面で十分見れる解像度です。

    しかし逆を言えば、写真自体の経年変化も当たり前にしっかりスキャンされてますので(笑)、
    小さな傷や汚れは勿論、色褪せなども画像補正は必須で、、、とにかく地道な作業です。

    ポイントとなる最高ランクの良いショットにも拘わらず、経年変化が激しい写真の場合は、
    一枚仕上げるのに6時間以上かかった力作も!!(笑)。

    この場合の【力作】って、、、一体、誰の力作なんだ?って、
    ほんの一瞬、考えちゃう程(笑)。

    この時は、手の指が腱鞘炎になりそうな位、クリックしましたよ(笑)。

    *****

    でもね、、、。
    作業自体は大変なんですが、ね。

    補正処理をして行くと、何が写ってるか全く不明な位に退色した写真から
    もの凄いのが浮かび上がって来たり、、、。結構、楽しい・驚き。

    それに当たり前だけど、両親が、、、異様に、、、若い(笑)!! 
    、、、って、ワタシもね(大笑)。

    *****

    で、、、そんな地道な作業を、ちんたら進めて、、、丸2年半。

    まぁ~~~ちんたら、ですからね。毎日やるわけじゃ無い。
    気が向いたら数日続けてやるペースの、2年半。

    *****

    そんな時。。。

    昨年の7月末に、、、。

    父が、倒れましてね、、、。

    いきなり意識を失って、バターーーンって倒れたらしく(母の弁)、
    倒れた拍子にアタマを打って、出来た裂創から流血して、、、。

    幸いにして何とか意識は取り戻し、すぐ病院で、山盛りの検査。
    裂創の処置もしてもらい、何とか済んだんですがね。

    よく考えたら、この時、父は86才。
    持病も沢山、、、アリ・アリの、、、86才。

    母だって、、、83才、、、。

    高齢だから、いつでも・なんでも・アリだなって、、、頭では解ってる様でも、
    実際にいきなりの事が在ると、、、やっぱり、、、って、再認識(泣)。

    *****

    で、このエピソードをきっかけに、
    今までちんたら進めてた作業を、超・超・超ーーーッ・特急に切り替えて、

    一ヶ月で、絶対・死ぬ気で仕上げるぞーーーッって、自分に課した。

    そして、丸々一ヶ月。
    ほぼ連日、睡眠時間・ゼロくらいの感じで作業し、、、(笑)。

    そして、、、仕上げました。

    厳選の、、、280枚。アルバム7冊分。
    全て2Lサイズの、美しい写真で。いつでも手軽に見れる、想い出の、、、。

    *****

    まぁ~良かった、、、。
    色んな意味で、間に合って、、、って思った矢先、、、。

    ココから先は、以前、歯痛コメントにお書きした通りです。

    *****

    要は【両親の、想い出・お写真アルバム作成】って一言で済むのに、
    何だか、無駄に長い話になりました(笑)。

    目が大変な中、、、ここまでお読み頂き、恐縮です。

    *****

    ヒトが生きて行くには、ホント、、、自分以外の何かが必要ですよね、、、。
    自分の大事な家族だったり、共有した時間の想い出だったり、、、ね。

    たった一枚でも、写真は、ホント凄いな・ありがたいなって、思います。

    *****

    Takeo さんも、出来るだけ機会を見つけて、
    お母さまと一緒に、写真を撮ってみて下さい。

    自撮りの家族写真って、思いの外、楽しいですよ。

    それとお勧めなのは、パーツ写真。例えば、手とか、、、。
    やさしい・シワがいっぱいの手の写真なんか、、、ステキじゃないですか?

    *****

    では、、、暑さ、ご自愛ください。


               メプ

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    1. こんにちは、メプさん。

      昨日、木曜日の深夜にこのコメントに気づいて、公開しましたが、例によってなかなか返事が書けません。

      >だって Takeo さんは、考えるシステム回路?が、
      きっと何か、、、頭の奥の方で、、、だから(笑)。

      あくまでイメージです(笑)。変な意味じゃないですよ。
      話題に付随・展開する部分も含めて、深く考えるって事です。

      だから何か表面上の、条件反射的な話題は、、、きっと苦手、、、なのかも?って。
      って、これまた勝手なイメージで、悪い意味じゃ、無いです。

      仰る通りで、このコメントに返事を書くということは、そもそもわたしにとって「写真」とは如何なるものか?という話を避けて通るわけには行きません。

      お話の中でも、「補正」=「修正」「加工」というわたしには少々抵抗のある作業のお話も出てきましたし、何よりも、わたしは母になにもしてあげることができないという点でひどく気分が沈んでいます。

      写真という藝術について書くということが一仕事ですし、自分の気持ちのままにしか書き、話すことのできないわたしのコメントで、メプさんの気分を損ねるくらいなら、はじめから書かない方がいいんじゃないかと思ったりしています。両親のためのメプさんの頑張りをお聞きして、やはりわたしは何の取り柄もない劣った人間であるという現実に、ひどく打ちのめされてもいます。



      コメントの返事をも含めた、人との対話ですが。

      英語で、「ホワイト・ライ」という言葉がありますね。自分は本当は彼女の今日の服装があまりにあっているとは思えないけど、自分の気持ちを率直に言ってしまえば、相手は傷つきます。
      ですから、「今日のスタイルとても似合ってるよ」と、「ウソ」をつく。

      「ホワイト・ライ」は相手のための「やさしい嘘」です。一方で、その「やさしい嘘」は、自分に対して嘘を吐くことでもあります。わたしはそういう社交性のない不器用な人間の一人です。

      わたしはメプさんのコメントに文句をつけたいわけではありません。ただ、トリミングをするかしないかといった次元からこだわる写真家も知っています。つまり可能な限り加工をしない、手を加えない=綺麗にしないという主義のわたしにとって、このコメントは非常に難しい問題を含んでいました。

      これ以上書くことはわたしの能力を超えています。

      はなしベタ・・・

      「もとより誰の気持ちも傷つけるつもりは毛頭ありません。けれどもわたしのすべきことは、「いい人」になることではなく、このかなり特異な経験と、思考を持ったわたしという人間に忠実であることなのです。」

      エドワード・W・サイード



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    2. 追伸

      「自分自身を表現すること、それがすべてだ。善き他者であるよりも、悪しき自分自身であること。」 
      -ピエール・モリニエ



      「ホワイト・ライ」── 相手のために「やさしい嘘」を吐くことよりも、自分の気持ちに嘘を吐きたくないと考える者は「優しい人間」ではないのです。

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  7. Takeo さまへ。

    何だか、色んな意味で配慮に欠けて、、、ごめんなさい。
    でも私自身は、気分を害してなんか、いません。

    むしろ Takeo さんが、このコメントを書くのが辛かったであろうと伝わり、
    一つ一つの事象に関して色々感じる事は在りつつも、

    全部ひっくるめて、、、先ずは、ごめんなさいって。

    *****

    Takeo さんの存在そのものが、
    究極を言えば、お母さまの大事な人生。共有です、、、きっと。

    意図せずとは言え、落ち込ませてしまい、、、、。反省です。
    Takeo さんは、悪くないです。

    *****

    トリミング云々の話は、よく解ります。
    自分もそう思います。ワタシも、こだわりが細かいので、ね。よく解る。

    補正は、、、色々な意見は、確かに在りますよね。
    退色してセピア色になった写真は、それはそれで、味がある。ステキだと思う。

    でも、今回の補正に限っては、、、
    実はとにかく、経年変化が酷くて、、、ですね。

    色だけじゃ無く、何かの汚れ、とかね。
    何かの糞なのか、カビなのか、、、一面に付いてたり、ね(不快な表現で、ごめんなさい)。

    そのままじゃ、、、写真が可哀想。
    撮った父も、、、可哀想で。

    *****

    なので、恐らくは父がその当時、撮影・現像したであろう、画像のイメージ。
    カメラマンとして、父が残したかったであろう、画像、、、を念頭にして

    父の目線を想像して、仕上げました。

    父にとっては自分の作品・集大成であり
    そして両親にとって、、、家族の大事な記録の集大成になるように、ってね。

    *****

    Takeo さんが、お母さまに何も出来ないって、
    正直、、、そうは思いません。

    でも、今日は、ここまでにします。

    お返事は、大丈夫です。
    お気遣い無く、どうか目と、、、気持ちを休めて下さい。

    では、、、。

               メプ

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  8. メプさんへ

    やはりわたしはふつうの人とふつうの会話を交わすことができないようです。そのことを改めて思いました。

    頂いた長文のコメントに対する礼を失した返信。さぞご不快だったでしょう。ほんとうに、こころよりお詫びいたします。

    少しでも気分を変えて、残りの週末を平穏に過ごされますように。

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